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2022年度総論

2021年は「今月今日で願い、『今』のフォーゲル活動を展開しよう」を基本方針として、「やってみよう何事も 分かち合おう喜びを 伝えよう信心を」をリーダーの取り組む姿勢として活動を展開させて頂いた。コロナウイルスの蔓延と度重なる緊急事態宣言の発令により、先の見通せない状況が続いた年であったものの、インターネットを駆使して集会や各行事に取り組めたことはまさに『今』できることを模索した結果であるといえる。一方で直接会っての活動の重要性も再認識しており、終わりの見えないコロナ禍において子どもたちの神心を磨くため、私たちはこれからフォーゲル活動をどのように進めるべきであろうか。

2022年はどのような状況になるか全くわからない。しかし、子どもたちの神心を磨くというリーダーの願いは不変なものであり、その方途を多くのリーダーが一緒になって模索していくことが、今のフォーゲルに必要なことであると思う。そうすれば、たとえ今すぐにはできないことであっても、いずれは新しい方法が生まれてくると信じている。そのようなフォーゲルになるためにはどうすれば良いであろうか。それは多くのリーダーが互いに願いを共有し深めていくこと、もっと簡単にいうと互いに理解しあえるよう何度も語り合うことだと思う。
とは言いつつも、このようなことはフォーゲル活動を広げたいという強い思いがあればできるが、誰にでも簡単にできることではない。そのため話していくことの重要性を説くだけでなく、話をすることが大事だと感じ、自然と語り合おうとする思いをリーダーに持ってもらうことが必要である。
今年度はそのようなリーダーが育つ活動を展開し、そこからフォーゲルの願いが広がる活動を目指していきたい。そしてお育て頂いたリーダーから子どもたちのイキイキした活動が生まれる展開を創造していきたい。

また、これまで3年間「みがけ神心」という願いのもとに連盟活動を続けてきたが、この願いはフォーゲルの求めているものを端的に現している。そして願いがはっきりしたことで、困難の中にも笑顔で取り組むリーダーが多く見受けられるようになった。これからもこの願いに沿った活動が必要とされている。
「神心」とは子どもたち一人ひとりの中にある神様からいただいている心であり、その心が育ち、磨かれていくことをフォーゲルは願っている。そして、そのようなはたらきが生まれる活動を私たちフォーゲルは目指しており、その活動の中心となるのが「集会」である。
これまではコロナ禍で思うように集会が出来ないこともあったが、一方で新しい方法での集会もたくさん生まれている。どんな内容の集会であっても、集会を通して子どもたちの心がイキイキとすることが私たちリーダーの御用である。まさにフォーゲル活動の基本は集会であり、キャンプも世界大会もその延長にある。変わらぬ願いの中、時代に即した集会ができるよう、これからも知恵を出して励ませてもらいたいと願う。

最後に、KF誌、Facebook、LINEなど伝達手段の重要性も今後より重要になってくると考える。2年間まともに会えない状況が続いたことで、連盟から全国に願いや活動について正確に伝え、各隊・隊員から声を拾うということが例年に比べ難しくなっていると感じる。連盟活動は現役だけでなく各教会の先生方や諸先輩の祈りやサポートがあって成り立つものであり、活動に関わる全ての人と願いを共有していくことが永続的な活動をするうえで大切であると考える。そのため、情報の発信・共有にも注力していきたい。

2022年は「みがけ神心」という子どもたちへの願いはそのままに、その方途を多くのリーダーが語り合いながら一緒に模索していけるフォーゲルを創造していく。そしてリーダーがフォーゲルの道が何であるかを求め、それを語り合うことを通して、子どもたちのイキイキとした姿を現す集会の場を求めていきたい。