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第72回金光教フォーゲル連盟総会 報告

金光教フォーゲル連盟の第72回総会が二年振りにご霊地に集い、リモートと合わせ9隊より21名の参加を得て開催された。

はじめに、石黒眞樹布教部長の講話があり、「私はフォーゲルと同じ誕生日。また、私の生まれた日に本部広前祭場の起工式が行われた。生まれた時にかけられた神様の私への思いを感じている。教祖様は大宮神社の祭り日に生まれたことを『金光大神御覚書』に記され、御自身が神様から願われて生まれてきたと感じておられた。信心の目を持って人生を振り返った時、神様が生まれた時から見守って下さっていたと実感されたからであろう。
去年、『親ガチャ』『上司ガチャ』という言葉を聞いた。信仰に対しても『ガチャ』と思い信心をつまらないものと考えている人がいたら残念である。自分の運命は選べないと嘆く人もいるかもしれないが、起こってきたことを大事にするのも良いではないか。この受け身の姿勢は、自分以外のところから働きかけられたものを受けていくことであり、『神様』を主語にして考え、『神様が自分にこの人(この事柄)を差し向けてくださった』という物事の受け止め方をすることである。フォーゲルモットーに『笑って困難にあたる』とあるが、困難にあたることも神様からのお差し向け思し召しであり、神様のお働きがあってこそ起きてくることに対して「あたる」ことができるということであろう。
教祖様の『神人物語』をお手本に、それぞれの『神人物語』を編んでいってほしい。そしてリーダーの皆さんには、神様のみ思いみ働きを受け取る力を養い、神様のような眼を持って子どもたちや関わる人たちを見ていってほしい」と語った。

初日の議事では、前年度の事業・決算報告が行われた。藤原真彦総長(芝教会・すばるフォーゲル隊)より基調報告がなされ「昨年度は、2020年度の経験を生かしたインターネットを利用した活動が多く展開された。ZOOMを利用した年代別の集会や研修会、一年にわたって『TOGETHER FOGEL PROJECT』として準備を進めた世界大会など、これまででは考えられない取り組みが生まれた。これらは、リーダー一人一人が子どもたちに神心を伝えようとの願いから『今できること』を模索した結果である。ただ、会えない状況の中で各隊・隊員たちの声を拾っていくことが難しく、今後は活動に関わる全ての人と願いを共有していくことが課題である」と総括した。その後、任期に満了に伴う改選がなされ、藤原真彦氏が再選された。
二日目は、今年度の運動方針が討議され、「みがけ神心・活動を通して語り合おうフォーゲルの道」という基本方針の下に諸活動を進めて行くことが決定された。先行きの見えない中でも、フォーゲルの「子どもたちの神心を磨く」という願いは不変であることから、その目的達成のために時代に即した神心を磨く集会の場を生み出していけるよう、リーダー同志がより語り合い、一緒に模索し活動を創造ていくことが願われた。
三日目は、ソアリングキャンプと予算が討議され、全ての議案について全会一致で承認された。その後、ご霊地参加者で会堂広前に参拝し、総長が総会のお礼と今年度活動についてお取次を願った。最後に新副総長の鈴木輝夫氏(熱田教会・しらとりフォーゲル隊)の先導で「フォーゲルコール」が唱えられ散会となった。

開催日2022年1月8日(土)〜10日(月・祝)
開催方法金光教本部総合庁舎4階大会議室及びZOOMミーティングシステム

参加人数

  • 活動登録隊:24隊
  • 参加隊:9隊(21名)
  • 委任状提出隊:8隊
  • 開式時に布教部より2名臨席

2022年度 金光教フォーゲル連盟 基本方針

「みがけ神心」

・活動を通して語り合おうフォーゲルの道